響灘白島沖浮体式洋上風力発電計画に署名816筆提出!

風力発電が野鳥に与える影響を考える会北九州 Association to protect wild birds from wind power

 白紙撤回もしくは実効性ある対策を求める

誠意ある816筆を事業者に提出しました。

 11月10日、北九州市若松沖白島の近くの洋上に浮体式洋上風力発電事業を計画する(株)グローカル(広島県呉市)に赴き、計画の白紙撤回もしくは鳥類への実効性ある対策を求める署名816筆を日本野鳥の会北九州支部長から取締役社長に提出しました。手渡す前に支部長から署名提出理由を述べた口述文は下記の通りです。
 提出後、グローカル社からは「白紙撤回は難しいが、バードストライク防止装置の導入を検討している」とのコメントでした。しかし、洋上風力発電の中でも浮体式はコスト高と言われており、稼働後の採算はぎりぎりではないかとの見方がされています。その上にバードストライク防止装置を導入すればさらに維持管理費がかかるため、導入を断念することになるかもしれません。白島で集団繁殖するオオミズナギドリのために、運転調整をすれば稼働率がさらに下がり、それも事業者としては実施不可かもしれません。であるならば、やはり白紙撤回しかないでしょう。
 そもそも、オオミズナギドリの集団繁殖地に近く、ミサゴが複数営巣している海域に風車を建てようとの計画が間違っていたのですから。賢明な判断をしてもらいたいものです。
 現代は、ネット署名で何千、何万と集まる時代ですが、私たちはあえて、自筆で署名用紙にお名前などを書いてもらう方式にしました。それだけに、気持ちのこもった816筆になったと思っています。署名趣旨に賛同していただいた皆様、本当にありがとうございました。これからも、ご理解とご支援のほど、お願いいたします。
        
         野鳥にもやさしい風力発電であってほしい

             We want wind power to be wild birds friendly



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