不十分過ぎるバードストライク監視計画

 風力発電が野鳥に与える影響を考える会北九州 Association to protect wild birds from windpower

若松沖響灘大規模(25基)洋上風力発電

ひびきウインドエナジー社に対して

バードストライク監視についての意見・要望書を提出

 これまで事後調査に関する意見・要望を何度か提出してきましたが、もうじき稼働開始される洋上風力発電25基の事後調査に際して、日本野鳥の会北九州支部から、改めて意見と要望を提出しました(15日付)。

不十分過ぎるバードストライク監視!(実態を把握する気がない?)

25基の風車のうち、わずか2基のみに精度の低い監視カメラで、ミサゴ、オオミズナギドリ、ハチクマの3種を特定したバードストライク(以下BS)監視に実効性がないのは明らか。精度の高い監視カメラに変更し、設置数を大幅に増設し、25基の海域全体のBS実態を把握することを求める。

◆不適切な環境省の手引きを参考にして、週1回程度の死骸探索・回収はかなり難しい。BSが確認できれば現場に急行し、死骸を回収できる体制にするべき。

数日間BSが続く・大きな群れのBS・重要種のBSのいずれかが発生した場合には、一旦当該風車の運転を停止し、響灘海域の鳥類の識者・専門家(保護団体を含む)等との協議を行い、実効性ある保全措置を講ずること。

◆事後調査期間は法令や条例で特に決められているわけではなく、事業者の判断によって計画されるものだが、それにしても、20年間稼働する風力発電の影響を確認するには、1年の調査期間はあまりにも短期である。調査期間を延長し、25基という規模の大きな洋上風力発電群が、鳥類に与える影響の実態を正確に把握することを求める。    

~終わりに~

「発電所アセス省令」には事後調査について、「適切な手法を選定するとともに、事後調査の結果と環境影響評価の結果との比較検討が可能となるようにすること」とあるが、計画のBS監視カメラの設置数と精度、死骸回収、調査期間のいずれも、到底適切な手法とは言えない。

有名企業である共同出資企業5社は「生物多様性保全」の重要性については異存ないはずであり、「九電みらい財団」が実施している、子どもたちへの環境教育「自然を大切にする心を育む」において、風力発電によって鳥類が被害に遭っていること、「予防原則」に則ったBS対策を示していないことを、子どもたちに話すことができるのか。 以上 

 野鳥にもやさしい風力発電であってほしい

  We want wind power to be wild birds friendly                            


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