響灘の洋上風車を間近で見てきました!
<ひびきウインドエナジー社の見学ツアーに参加>
オオミズナギドリやカモメさんたち、
風車にはねられないよう気を付けて!
写真:高塔山展望台よりⒸY.TOKUNAGA まずは、洋上風車25基の全体が見える若松区の高塔山展望台(海抜120mほど、洋上風車の方が高い!)に行き係員が説明をしました。当日は野鳥の会北九州支部のみなさんがタカ類の渡り調査に来ていたので、その方に興味を示す参加者もいました。(※今季高塔山でのハチクマの渡りカウント12000羽を超えました!)その後、エコタウンセンターで洋上風力発電事業の概要説明を受け、質疑応答の時間に最初に手を上げ、バードストライクと風車病について質問しました。というより、参加のみなさんに風力発電の問題点を知って欲しいとの思いからでした。係員からの回答は型通りのお決まりの回答であったことは言うまでもありません。
午後は小倉港から意外と小さい船に乗り、工場群を左手に見ながら響灘ビオトープの南水路を通り、どでかい25基の風車の間をぐるぐると回りながら進みましたが、私は風車周辺にどんな鳥たちがいるのかが気になり、オオミズナギドリやウミネコを見つけたら「気を付けて!」と、双眼鏡を覗いていました。
【響灘着床式洋上風車】
海面からの最大高さ約200m、羽根の回転直径174mという、どでかい海上の構造物に海鳥たちが衝突しないわけがない!「風車に近づくな!」と言わんばかりの圧力を感じます。まさに「環境にやさしい風力発電」は「野鳥には厳しい風力発電」を実感します。
「CO2削減」「エネルギー自給率向上」の大義名分をかざして、国や自治体の擁護の元、バードストライク、森林伐採や土砂流出、公害と言える風車病不安で国民を翻弄する風力発電推進に未来があるのか、無用の長物になったとき誰が責任とるのか、最後は私たちの税金で始末するというシナリオではないでしょうか。「環境にやさしい風力発電」が空々しく聞こえる見学ツアーでしたが、自前の事後調査のつもりで、次回も参加したいと思います。
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